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米沢品質AWARD2022認定の道のり

1. 米沢品質AWARDとは

山形県米沢市の優れた商品やサービスなどを地域ブランド化していくための顕彰制度です。メイドイン米沢のハイクオリティなモノを広くアピールしていくことを目的にしています。

2019年から始まった新しい制度で、米沢ブランドを全国各地・世界各国に向けて発信しています。
まったく知らない土地の人に”米沢ブランド”を紹介するのはもちろん、この活動は、地元に住んでいても意外と知られていないようなことにスポットライトが当たる機会でもあります。アワードで知名度が上がり、地元のよいところに気が付くことで、生産者も消費者も米沢に愛着が湧きそうです。そんないいことづくめの活動に応募させていただき、とても名誉ある”米沢品質”の「あかし」をいただくことができました。

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2. 3度目の挑戦

当社は、米沢品質AWARD3度目の挑戦でした。前回、前々回を糧に、引き続き、自社のみならず地元の大学や企業と連携し、開発に、発信に、販売にと、位置づけを確立してまいりました。

選考過程は、応募があったチームに対し、米沢ブランドサポーターによる実態調査と一次審査が行われ、7チームが通過。さらに、審査委員による見学会、公開プレゼンテーション形式での二次審査が行われ、2022年10月21日、見事3チームが”米沢品質AWARD2022”に選定されました。

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3. 挑戦と創造のストーリー(プレゼン内容より)

国内で生産される羽毛ふとんは通常「立体マチキルト」という縫製構造をしています。この「立体マチキルト」には2つの欠点がありました。一つは、構造上、羽毛を入れる吹き込み口を作らなければならず、羽毛が移動して片寄ってしまうこと。そして、マチの高さを高くすれば保温性がアップするのですが、吹き込み口が大きくなってしまい、より羽毛の移動が起きてしまうこと。弊社も、なかなか改善策が見つからず苦労をしてきました。特に米沢市は、夏は暑く冬は寒いため、より保温性の高い「羽毛ふとん」を求められ、試行錯誤を繰り返してようやく完成したのが「アルダスキルト(特許取得 No3168885)」という縫製構造です。 このキルトは、羽毛を充填した後に、マチが交差する吹き込み口を閉じる「弁」のような縫製構造で、より保温性の高い羽毛ふとんを作ることが出来ました。地元の方から「寒冷地仕様の羽毛ふとん」と呼ばれ、親しんでいただいています。



詳しくはこちら (カーテンホーム21 ふとんスタジオのサイトが開きます)

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また、寝ている間に健康を促進するための寝具を作れないかということについて、山形大学工学部で地元米沢産のゼオライトで消臭効果をアップする研究をしているという情報が入りました。弊社も参加させていただき、消臭作用以外にいろいろな作用のあることが解りました。その作用は、温熱・調湿・消臭・抗菌・防カビなど、快適なだけでなく健康を維持するために必要な作用だったり、衛生面での作用になります。さらに、生地にゼオライト加工が出来れば、いろいろな商品に応用できるため、生地メーカーと話し合いを始めました。生地に加工するには、ゼオライトをどれくらいに微粉末化するか試行錯誤が続きました。やっと効果の上がる割合が解り、羽毛ふとん用の生地にゼオライトプリント加工が完成し、今まで以上に快適で、健康的な環境を作り出すことに成功しました。



詳しくはこちら (カーテンホーム21 ふとんスタジオのサイトが開きます)

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全国の羽毛ふとん家庭普及率は高く、新しく羽毛ふとんをお求めになるお客様は減っています。さらにここ数年は、SDGsの意識もあり、リフォームの注目度が上がってきています。弊社は、独自のゼオテックス・リフォームをさらに力を入れて進めて行きます。

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4. 通常のリフォームとの違い

自社開発の「羽毛ふとんゼオテックスリフォーム」は、通常の羽毛ふとんリフォームと大きく次の点が異なります。

  • 1. 羽毛の除塵について

    解体後の羽毛を取り出し、ガーゼの袋に入れて洗浄を行います。洗浄中に細かな羽毛の端切れ(ファイバー)などはガーゼの目から出るため、洗浄後は大きなダウンが残るように洗浄します。

  • 2. 構造として、アルダスキルトを採用

    アルダスキルトの開発により、マチの高さを高くすることで従来の羽毛ふとんの保温力がアップできました。一般的な立体キルトの縫製は、マチの高さが4~4.5cmになっており、アルダスキルトの場合は8~10cm(最大で12cm)のマチの高さを可能にしました。かさ高の分だけ空気の層が膨らんで、体温を逃がしにくくなります。マチキルトの欠点である「吹き込み口よる羽毛の移動」がなくなり、羽毛が片寄らず長くお使いいただいても快適な羽毛ふとんになりました。

  • 3. 裏生地にゼオテックス加工の生地を採用

    羽毛ふとんの裏生地に、ゼオテックスのプリント加工生地を使用することにより、保温力はもちろんのこと、寝ている間の健康促進に期待が持てます。ゼオテックスの作用については、以下の作用が有ります。

温熱作用(健康面)

ゼオテックスの放射する生育光線(遠赤外線)により、血流や新陳代謝の促進が期待できます。

消臭作用(快適さ)

ゼオテックスは、強力な吸着力を持っており、不快な臭いなどを短時間で消臭します。

調湿作用(快適さ 寝床内環境)

湿度が高くなると水分を吸収し、乾燥してくると放湿して常に快適な湿度を保ちます。

抗菌・防カビ作用(衛生面)

様々な細菌やダニの発生・繁殖を妨げ抑制するため、いつも衛生的で快適です。

今までの羽毛ふとんと比較しますと、リフォームすることにより衛生的で快適な寝床内環境を作れるだけでなく、健康的な睡眠がとれる羽毛ふとんになります。

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5. お客様の声

ゼオテックスリフォームを選ばれたお客様からは、ふくらみが大きく大変驚いた。身体の密着度がよく、大変あたたかい。また、寝汗をかいても、ムレ感がなく快適に眠れるなどの評価をいただいております。

ご家族の方の分もということで、
再度、羽毛ふとんゼオテックス・リフォームをお求めになるケース
も増えています。

また、自社製造という事で、羽毛の充填量についても増量など、お客様からのご要望でお作りするご注文も増えています。

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6. 価格や流れはゼオテックスリフォーム専用ページをご覧ください



詳しくはこちら (カーテンホーム21 ふとんスタジオのサイトが開きます)

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7. 今後の展望

これからも「ゼオテックス」の機能性を活かし、寝具だけに限らず、生活空間をより快適で衛生的にするような、身近な商品を開発することを計画しています。
「羽毛ふとんゼオテックスリフォーム」につきましては、米沢から米沢品質ブランドとして、東北へ・全国へとお届けしたいと思っています。

この賞を励みに、一層の努力をしてまいります。

株式会社シルキーリビング

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